地震発生時、外に出るべき?屋内に留まるべき?安全な行動を築年数で判断しよう
みなさんは、地震発生時にどのように行動すれば安全なのか、考えたことがありますか。
「家の中にいる場合、外に避難すべきか、それとも屋内に留まるべきか。」
「外にいる場合、どこが安全なのか。」
地震発生時の安全確保に関心があり、正しい行動を学びたいと考えているみなさんのために、この記事では、建物の築年数を基準に、地震発生時の安全な行動を解説します。
地震発生時の安全な行動は築年数で判断
地震発生時に、家の中にいる場合は、建物の築年数によって安全な行動が大きく変わります。
1:築30年以内の新しい建物にいる場合
原則として、屋内に留まることを推奨します。
1981年(昭和56年)に建築基準法が見直され、新しい耐震基準が制定されました。
築30年以内の建物は、この新耐震基準に基づいて建てられているため、倒壊のリスクは比較的低いです。
ただし、震度6以上の大きな地震が発生した場合、新耐震基準に適合している建物であっても、倒壊する可能性はゼロではありません。
2016年(平成28年)の熊本地震では、震度7レベルの揺れが2回発生し、2回目の揺れで新耐震基準に適合している建物も多く倒壊しました。
2:築30年以上の古い建物にいる場合
大きな地震で倒壊してしまう可能性が高いため、最初の揺れがおさまったら、速やかに屋外へ避難することを推奨します。
古い建物は、耐震基準が現在の基準よりも緩いため、地震に弱い構造となっています。
3:屋内に留まる場合の安全な場所
屋内に留まる場合は、倒れてくる家具や窓のない部屋などを安全な場所にしましょう。
トイレは、窓がなく、比較的安全な場所としてよく挙げられますが、地震発生時は、ドアがゆがんで開かなくなる可能性もあります。
トイレに避難する場合は、ドアを開けておくようにしましょう。
地震発生後、外にいるべき?外にいるときの安全な場所
地震発生時、外にいる場合は、周囲の状況をよく確認し、安全な場所へ迅速に移動しましょう。
1:耐震性能の高い新しいRC造のビル
RC造は、鉄筋コンクリート造のことで、地震に強い構造として知られています。
特に、耐震性能の高い新しいRC造のビルは、地震発生時に安全な避難場所となります。
2:公園や広場など倒壊・落下の心配がない場所
建物が倒壊したり、物が落下したりする心配のない、公園や広場などの開けた場所へ移動しましょう。
周囲に建物がある場合は、落下物に当たって怪我をするリスクがあります。
3:避けるべき場所
・道路や橋など、崩落や落下物の危険がある場所
・電柱や看板など、倒壊の危険がある場所
・高層ビルのそばなど、ガラスの破片が飛び散る可能性がある場所
まとめ
地震発生時の安全な行動は、建物の築年数によって大きく変わります。
築30年以内の新しい建物にいる場合は、原則として屋内に留まり、築30年以上の古い建物にいる場合は、最初の揺れがおさまったら屋外へ避難しましょう。
外にいる場合は、耐震性能の高い新しいRC造のビルや、公園や広場など倒壊・落下の心配がない場所に避難しましょう。
地震はいつ起こるか分かりません。
この記事を参考に、地震発生時の安全対策をしっかりと行い、万が一の際に冷静に対応できるよう備えましょう。
当社は、心をひとつにした匠のチームで工事を手掛けています。
小浜市・おおい町周辺で家を建てたいとお求めの方はぜひ当社までご相談ください。
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